平面いぬ。（短編集）/乙一

平面いぬ。（短編集）/乙一
ホラーと言うより感動ストーリー
石の目、はじめ、BLUE、平面いぬ。の４つが入っています

－あらすじ－
石の目
古くから伝わる石の目の物語
その女の目を見ると石になってしまう話
主人公は昔母親が山奥に入って消えてしまった話を聞き
山に母親を探しに同僚の教師と出かける
そこで道に迷い山奥の一軒やに辿り着く

－あらすじ－
はじめ
主人公はある日小学校で飼育当番をしていたときに
かわいがっていたひよこを踏んづけて殺してしまう
それを知ったクラスメイトはそれをはじめと言う女の子がやったという
それからはじめはあらゆるところで噂が立ちたちまち有名人となった
クラスメイトのち親友とはじめの人物像を思い描いていると
ある日本当にはじめの声が聞こえた気がした
橋で下水道を見つけそこで探検し道がわからなくなると
はじめが出てきて助けてくれ、そのとき初めてはじめの姿が見えた
高校生になりはじめは交通事故で死んでしまった
　－感想－
　　主人公たちが描いた幻想なのだけどその幻想が長い間消えずに傍に居続けた
　　その理由がはじめが主人公のことを好きだからと言う
　　でもその気持ちは幻想である自分だからありえないことだし
　　忘れるために離れたいけれど離れたくなくて
　　それを親友に相談したりして
　　はじめがすごいかわいそーだった（´・ω・）
　　バスの事故で死んでしまったけれど
　　当然そのことは他の人には見えなくて
　　他の人の目にはニュースで流れる死亡者の中にはじめの名前は見えなかったんだけど
　　主人公と親友にははじめの名前が見えた
　　すごい悲しい話（´・ω・）

－あらすじ－
BLUE
見た目が醜くかわいくないブルーと呼ばれた人型の人形
ある日他の一緒に作られた人形とともにある家の女の子にプレゼントされた
他の人形は大事にされたがブルーは部屋の隅に追いやられた
女の子には無知で暴力的な小さな弟がいた
その弟に女の子はブルーをプレゼントすると不思議に弟は人形を手放さなくなった
女の子がある事件をきっかけに男の子を階段から突き落としてしまう
ブルーは男の子を助けようと急いで男の子の下に移動した
それをきっかけに両親は気味悪がりブルーを遠くゴミ箱へ捨ててしまう

－あらすじ－
平面いぬ。
ある日二の腕に青い犬の刺青を彫った
その犬が動き回るようになる
主人公は両親と弟の4人ぐらしだった
ある日両親と弟が癌であることを知りいずれ一人になることに不安を覚えた
あと半年の家族の命
家族は自分がやりたいようにやり、団結していたが主人公だけ輪から外れてた気がした
　－感想－
　　家族皆が癌で死んで自分ひとり残されるってのがすごいかわいそうだった
　　自分だけ取り残されるとか
　　親と反発してた主人公だから
　　本当の親の気持ちを知ったときすごいかわいそうだった
　　あと半年できるだけ長い間一緒にいようと心に決めた主人公にすごい感動した（´・ω・）
　　ホラーってより感動な話って感じ